私は地域の小さな病院の一般病棟で働く看護師、ハタワミです。

私の勤める地域の小さな二次救急病院では、RSTがありません。
そもそもRSTを作れません。却下されています。人工呼吸器管理はめったにないから、だと思います。
でも、高齢患者の多い病院ですし、呼吸ケアはとても重要。
そのため、病院の組織ではなく、病棟の各専門職と連携して共通目標をつくりながら呼吸ケアをしよう!という個人的な思いを、口コミで同僚に伝えながら細々と開始し始め約1か月。
まず上司に、
多職種を巻き込んだ呼吸ケアチームのようなものを作り、各専門分野が共通の目標をもって患者さんに関わっていけるかたちをつくりたい。
と伝えました。そして、多職種カンファレンス時に発信することを提案されました。
次に、病棟に来るPTに、呼吸リハビリテーションの共有をしたい、と伝えました。なぜなら、看護師とPTは呼吸理学療法や呼吸指導をすること、生活動作を見る機会があること、といった共通項があるからです。
以前は、PTが体位ドレナージやスクイージングをやっているけれど、看護サイドではやっていない、ということがあったり。
痰の貯留により酸素化不良となっている状態を看護師だけで情報共有していたため、PTによる呼吸リハビリテーション介入が遅くなってしまったり。
こんな感じで、PTも看護師のバラバラな感じが、同じベクトルになるといいな、と。
そして、毎日行われる多職種カンファレンス内で、必要時、呼吸ケアに関する情報を共有するように私から発信することにしました。
【多職種カンファレンスでよい変化があったこと】
☆PTから、呼吸リハの介入が必要そうな患者情報や、呼吸ケアの進捗具合の報告をしてくれるようになった。
☆主に私が、呼吸ケアが必要そうな人がいたらPTへ情報共有し、医師へリハ依頼をする流れができるようになった。
☆PTからの患者情報をもとに、その患者の全身状態を確認し、そのフィジカルアセスメントを通して、排痰ケア(体位ドレナージやスクイージング)の必要性をカルテに記入し、看護師間で共有できるようになった。
しかし、情報共有がなんとなくできるようになってきたものの、患者目標や、目標に対する各専門職の取り組みをまとめることは、まだできていません。
そして、看護師間で行える体位ドレナージやスクイージングといった排痰ケアは、勉強会を行ったものの、「行動の壁」が高すぎて、看護師が介入する割合はまだとても少ないです。
さらに、医師、看護師、PT、栄養士、言語聴覚士、薬剤師、MSWみんなで呼吸ケアを介入する必要がある患者情報を、私がピックアップしきれないことも・・・・。
そして、多職種とのコミュニケーションが、これまた難しい・・・。というか、ちょっと苦手・・・(致命的)
「呼吸リハビリをやります」
「排痰ケアをやります」
「酸素はずっと必要か」
「どんな時に呼吸困難になるか」
それぞれ呼吸ケアをやっているけれど、その患者の目標、どこがどう悪いのか、どうしたら改善しそうか、を共有してなければ、介入しにくいこともあります。
このような情報を、医師をはじめとする多職種と共有できるよう、コミュニケーション能力を磨いていかなくちゃ~。と痛感中です。
多職種とのコミュニケーションの取り方、いい方法、知ってますか??
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