インシデントを起こして落ち込んでも、早く立ち直りたい!
インシデントを起こしちゃうと、なんで落ち込むの?
落ち込んだ気持ちから立ち直って看護師を続けたい!
こんにちは、おドジでインシデントを起こしては凹む・・・を何度か経験しているハタワミです。
こんにちわ~!
おはなぼうです~!
先日、私はインシデントを起こしました。
はぁ・・・
ため息が出て、落ち込みました。
なんでできなかったんだろう。なんで忘れちゃったんだろう。なんで帰る前に確認しなかったんだろう。
なんで、なんで、なんで・・・。後悔の念が押し寄せます。
落ち込んでも、早く立ち直る方法は2つあります。
- 自分を過大評価しない
- 肯定的なあきらめ術を習得する
インシデントを起こして、落ち込んでしまう理由は4つあるよ
- 責任を感じる
- 「できない」自分にがっかり
- 他人の自分に対する評価が下がってしまう
- みんなの前で公開処刑され、ミスを問い詰められる
インシデントを起こして落ち込んでも、新たな気持ちで患者さんに寄り添った看護ができる、立ち直るためのヒントを書いています。ぜひ最後までご覧ください。
看護師がインシデントで落ち込んでも立ち直る方法
落ち込む原因は
- 自分はできたはずなのにできなかった
- 人からできない人と思われてしまう
といった、自分自身の評価、他人からの評価を気にすることが考えられます。
この評価に対する考え方を変えると早く立ち直りやすいです。
自分を過大評価しない
2016年、日本テレビ系バラエティ番組『メレンゲの気持ち』という番組で、明石家さんまさんが出演されました。その時の、明石家さんまさんの発言にハッとしました。
己を過信しているから落ち込むだけ。俺とか俺の周り、みんな過信なんかしていないよ。「できたはずなのに」とか。
私は以前、ワークシートを見返し忘れてインシデントを起こし、「できない」自分にがっかりしたことがあります。
それはまさに、自分を過大評価している例です。
もともとワークシートを見返さないと忘れちゃうレベルなんだ・・・!
だから、がっかりする必要もないんだ!
次から、ワークシートを見返すことを徹底すればいいのです。←立ち直りポイント
他人からの評価は肯定的にあきらめる
私は以前、リーダーにインシデントを指摘されたとき、リーダーからの自分に対する評価が下がってしまうかもしれない、って思いました。
同僚や先輩などに、よく思われたいという見栄。(みなさんもそう考えるときありませんか?)
ここで、アルフレッド・アドラーの思想をまとめた「嫌われる勇気」に書かれていることを紹介します。
「他者からどうみられているか」ばかりを気にかける生き方こそ、「わたし」にしか関心を持たない自己中心的なライフスタイルなのです。
ダイヤモンド社 岸見一郎 古賀史健著「嫌われる勇気」より抜粋
つまり、自分に対する評価が下がってしまう、と感じることは、自己中心的な思考ということです。
うーん、なんか難しいこと言っててちょとわかりにくいなあ。
人からよく思われたいことは、自己中心的なの?
リーダーが、インシデントを起こした私に対する評価を下げるかどうかは、リーダーという他者が考えることであり、自分ではどうしようもできないことです。
他者の思考に自分が踏み込み、リーダーからよい評価をしてほしい!と承認欲求にとらわれていることが自己中心的なんです。
このような自己中心的な思考を変えるには
「できない自分」をありのままに受け入れる「自己受容」
をすることなんですって!
自己受容は、「肯定的なあきらめ」とも言い換えられます。
リーダーからよい評価をしてほしい! ← これはリーダーの考え方でしか変われない他者の課題です。
一方、インシデントを起こしてしまった自分が、今後同じようなことを起こさにようにするにはどうしたらいいかな?と考えることは、自分の力でしか変えられません。
リーダーがどう思うかは私には変えられないから、繰り返さないよう自分でできることを考えよーっと!
と肯定的にあきらめるようにしてみてください。←立ち直りポイント
看護師がインシデントで落ち込む理由【実例とともに解説】
看護師はインシデントといつも隣り合わせですよね。
そして、度合いは違えどみんな落ち込みます。その主な原因は4つあります。
- 責任を感じて落ち込む
- できない自分にがっかりする
- 同僚や上司に「できない看護師」と思われる
- 公開処刑される
【理由1】患者さんに影響を与えてしまって責任を感じる
医療現場におけるインシデントは、患者さんや、ときに自分の命にも直結するアクシデントの一歩手前の問題です。
その意味合いから、インシデントを起こすことにプレッシャーを感じやすいものといえます。
【実際の話】
朝の定時の内服薬(3錠)を飲んでもらおうとしたところ、他患者のナースコールがなった。急ぎのナースコール内容だったため、内服薬を患者さんの手に乗せ、自分で内服してください、と伝え部屋を出た。午後シーツ交換をした際、朝の内服薬と思われる薬剤の1つ「マグミット」が布団の間から出てきた。
この例では、当該患者さんに大きな影響はなく経過観察となりましたが、内服薬を飲んだことを最後まで目で確認しなかった責任を感じる事例ですよね。
このように、責任を感じることが、落ち込んでしまう理由です。
【理由2】自分のできなさ加減にがっかりする
次は、私が実際に起こしたインシデントです。
【実際の話】
17時の血糖測定があった(スケール指示なし、血糖降下薬内服なしの患者)。しかしその時刻付近で、他患者の転倒アクシデントがあり、その対応をしたことで、血糖測定を忘れてしまった。ワークシートに血糖測定のチェック項目を記入していたが、ワークシートを見返さず退社した。
私は昔からおっちょこちょいなので、抜けがないように、手作りのワークシートを作ってチェックしながら行動しています。それなのに、ワークシートを見返さなかったんです。
そんな「できない」自分にがっかりすることが、落ち込んでしまう理由です。
【理由3】他のスタッフに「できない看護師」とおもわれる
これも私が起こしたインシデント例です・・・。
みなさん、あきれないでついてきてください~!
【実際の話】
既往に腎機能障害があり、看護師管理で、食間薬の「クレメジン細粒」内服中の患者さんがいた。午後の食間薬を配薬しようとしたところ、午前中の食間薬を配薬し忘れていたことに気づいた。
リーダーに「ハタワミさん!午前中の食間薬残ってるよ!」と教えてもらい気づきました。そのリーダーは、「はあ・・・インシデントだね」と、ため息をつきながらとてもガッカリしていました。
リーダーに、「できない看護師認定」されちゃったかな・・・と思いました。
さらに、インシデントレポートを書けば、みんなに読まれます。
同僚たちから、なんでこんなことになったんだろう?なんでできないんだろう?
って思われちゃうかも・・・とも思いました。
このように、自分に対する評価が下がってしまうと思うことが、落ち込んでしまう理由です。
【理由4】カンファレンスなどで公開処刑される
インシデントをしたときに、公開処刑される・・・と頭によぎることありますか?
インシデントの再発予防のために、カンファレンスで議題に上がってみんなで話し合うことがあります。
しかし、まれに、再発予防とはかけ離れたカンファレンスが行われ、インシデントを起こした本人への攻撃や悪口となってしまう例もあるようです。
みんなの前でミスを問い詰められることが、落ち込んでしまう理由です。
インシデントで落ち込んでも立ち直って看護師を続ける方法
落ち込んでしまうのはしょうがないこと。
なるべく早く立ち直って看護師を続けていくには
- 思考の変換
- 環境を変える
この2つを意識してみてください!
今まで私はインシデントをいくつか起こし、そのたび落ち込みました。でも看護師の仕事が好きなので、どうにか立ち直って今でも看護師を続けています。
責任を感じる対象を変える思考の変換
インシデントを起こしたことは責任を感じます。
でも、その大切な責任感を、次に同じことを繰り返さない責任感へ、思考を変換してください!
公開処刑される職場なら環境を変える
インシデントを起こすことは、看護師として働くうえで避けては通れないですよね。
でも、インシデントの再発について建設的に話し合えず、公開処刑をするような職場環境は、さらにインシデントを起こす負のループです。
公開処刑されて落ち込んだ気持ちから立ち直って、看護師を続ける方法は
転職
この一択です。
でも転職を考える前に・・・・
- 「できない看護師って思われるからいやだ」と考えるときは、肯定的なあきらめをする。
- 「できない自分が恥ずかしい」と感じるときは、自分を過大評価しない。
あ
この2つを思い出してくださいね!
それでもなお、他スタッフからの攻撃を感じたり、自分の居場所がないと感じたときは、すぐにでも転職することが、看護師を続ける方法です。
看護師がインシデントで落ち込んでも立ち直る方法のまとめ
インシデントを起こして落ち込んでも、早く立ち直りたい!
落ち込んでしまうことはしょうがないけれど
- 自分を過大評価しない
- 他人からの評価は肯定的にあきらめる
このように、評価に対する考え方を変えると、早く立ち直りやすいです。
インシデントを起こしちゃうと、なんで落ち込むの?
落ち込む理由は4つあります。
- 責任を感じる
- 「できない」自分にがっかりする
- 他人の自分に対する評価が下がってしまうと気にする
- みんなの前で公開処刑され、ミスを問い詰められる
落ち込んだ気持ちから立ち直って看護師を続けたい!
看護師という好きな仕事を続けていくには、責任を感じる思考の変換と、現在の職場がインシデントに対して建設的に話し合えなければ環境を変えることです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ありがとう~
また遊びにきてね~!
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