40代ブランク看護師は復職支援研修を受講したほうがいいの?
ナースセンターの復職支援研修ってどんなことをやるの?
40代から看護師に復職したい!
ブランクの間に看護技術や看護知識や医療知識を忘れてしまっているって、復職する不安の大きな原因ですよね。
私も、7年のブランクの間に、びっくりするくらい看護師の仕事に関することを忘れて不安がいっぱいでした。この不安を乗り越えられたのは「体験」でした。
この記事では、ナースセンターで行っている復職支援研修を実際に利用した私の体験談と、ブランク看護師におすすめの復職先を紹介します。

この記事を読んでいただくと、40代ブランク看護師でもどうにかなりそう!と気が楽になりますので、ぜひ最後までごらんください。
40代ブランク看護師は復職支援研修を受講したほうがいい理由
40代ブランク看護師は、看護の仕事をいろいろ忘れてしまっているから不安になっちゃいますよね。
復職支援研修を受けることで、忘れた記憶がよみがえり「復職できるかも!」と思わせてくれます。

【理由1】ナースセンターの復職支援研修は体験で感覚が思い出されるから
ナースセンターの復職支援研修内容は、各都道府県によって多少変わるようですが、
- 病院体験コース
- 施設体験コース
- 学校に戻って体験コース
があります。
*お住まいの地域によっては行っていないこともあります。
復職支援に協力してくれる、地域の病院や施設へ実際に数日行き、そこで働く職員とともに患者さんや利用者さんのケアができます。
施設によっては託児所付きもあるので、ママナースには助かります。
【理由2】ナースセンターの再就業支援研修で知識の記憶が呼び戻されるから
各都道府県で内容は違うようですが、基本的に下記のような研修があります。
- 採血や点滴静脈内注射の基礎知識と演習
- 急変対応に必要な基礎知識とBLS、AED操作
- 感染管理
- 酸素療法の基礎知識
*お住まいの地域によっては行っていないこともあります。
1年のうち、1回~4回(平日)行われていて、指定された会場内で、半日もしくは朝から夕方までの研修を行います。
平日で託児はないため、小さなおこさまがいる方は、地域の一時預かりなどを確保する必要があります。その点では、ちょっと参加しにくさを感じちゃいますね。
潜在看護師は育児が理由の方も多いので、研修をするなら託児をセットにしてほしいですよね~!ナースセンターさ~ん!よろしくお願いします~!!
ナースセンターの復職支援研修を受講した体験談
私は、病院体験5日コースを受講しました。
体験内容と、良かった点・イマイチな点を紹介します。
【ナースセンターの復職支援研修】病院体験5日コースでやったこと
私が体験したときのスケジュールはこのような感じでした。
↓↓↓

☆実際に病棟看護師と一緒にやったケア → シーツ交換、清拭、体位変換、食事介助
☆見学した病棟看護業務 → 吸引、末梢静脈ルート確保、レスピ管理、移乗など(ほかにも見学したはずだが覚えていなくて・・でもバタバタ走り回っている看護師たちの姿は覚えている)
☆講義① → 感染管理、医療安全における場面別のディスカッション
☆講義② → 採血、血糖測定、点滴静脈内注射、輸液ポンプ、ガウンテクニックの実技練習
☆まとめでやったこと → 実習に参加した感想などを発表
【ナースセンターの復職支援研修】病院体験5日コースを受講して良かったこと
受講者同士で血糖測定をやるときに、緊張して手が震えたが、やり方を思い出せた
輸液ポンプの使い方を忘れていてとまどったが、やり方を思い出せた
シーツ交換が懐かしく感じて楽しかった
患者さんとお話しすることが嬉しかった
子供のことを考える余裕もなく、研修に没頭する時間が新鮮だった
医療安全・感染管理の講義は、そうだったそうだった!と思い出すきっかけになった
一緒に研修を受けている人は同じブランクがある人なので、お互い復職への不安を打ち明けあうなどして交流し、私一人が不安に思っていないんだと勇気づけられた
復職できそう!と自信がもてた

ナースセンターの復職支援研修の病院体験コースでは、3つの要素「思い出す」「楽しい」「同じ仲間からの刺激」が合わさって、復職できそう!という勇気につながるんだなあと思います。
【ナースセンターの復職支援研修】病院体験5日コースを受講してイマイチだったこと
正直、ないんですよねえ・・・。
忘れた実技の再取得とか、未経験の技術の取得、という目的の実習ではなく、あくまで「体験して思い出す」実習なので、その目的は十分に果たされていたなあと感じています。
復職支援研修・再就業支援研修を受講した方の声
【 復職支援研修を受けた方の声 】
再就職も夢ではないと思えました。ブランクが15年と長く、もう一度看護をしたいと思いながらも自信がありませんでした。研修で最新の医療情勢や看護技術を演習できて少し自信が出てきました。昼休みには受講生どうしで話をして心強く感じました。再就職も夢ではないと思えた研修でした
「東京都ナースプラザ受講者の声」より
保育室を利用して研修を受けました
「東京都ナースプラザ受講者の声」より
自宅の近くに研修施設があり、保育室もあったので研修を受けることが出来ました。
ママさんナースが子育てと仕事を両立しているのを見て復職を前向きに考えたいと思いました。
【 再就職支援研修を受講した方の声 】
忘れかけていた基本的な技術を再確認できてよかった
「東京都ナースプラザ受講者の声」より
今の時代に一番必要なことを学べて良かった。「感染対策は思いやり」という言葉が心に残った
「東京都ナースプラザ受講者の声」より
復職支援研修と再就業支援研修を受講する方法
各都道府県のナースセンターに問い合わせてもいいですが、今は手軽にネット上で都道府県のナースセンターが行っている復職支援研修やセミナーを検索できます。


まず、eナースセンターに登録しよう!
研修を受講するには登録が必要だよ!

次に、あなたが住んでいる地域のナースセンターの研修支援施設一覧から、施設・研修日を選択しよう!
その後の流れは
- 各研修施設へ直接申し込む (電話もしくはメール)。
- 研修施設から送付された復職支援研修申込書を記入し返送する。
- 研修施設から受講決定通知が届く。
- 研修開始2週間前から健康チェックを開始する。
- 研修受講
こんな感じになります。
40代ブランク看護師は復職支援研修を行っている施設への復職をオススメしたい
40代って、物覚えがちょっと悪くなったな・・・って実感しませんか?私は、勉強してもすぐに忘れちゃうことがふえちゃって、歳を感じてます・・
同じように感じている方で、仕事が覚えられるか不安な方は、復職支援研修を行っている病院への復職がオススメです。
【オススメ理由1】復職支援研修を通して入職する看護師がいる
私は復職支援研修先の病院に入職しました。
その理由は
- 私と同じ流れで入職した人が先輩に数人いたから
- ブランクがある看護師が多く働いていた
- 研修を通して職場の雰囲気が良さそうと感じたから
- 託児所がついていたから
- 新入職看護師のためのオリエンテーションがあるから
入職してわかったことですが、最初の半年はフォローしてくれる担当の看護師がいて、技術チェック表をもちいて技術や病棟業務の進捗具合を確認する機会がありました。
このように、復職支援研修が職場見学にもなるし、復職支援研修を行っている施設はブランクのあるナースには働きやすい環境の可能性があります。
【オススメ理由2】ブランク看護師に優しい先輩や同僚が多い
復職支援研修を行っている病棟で働く看護師は、ブランクを乗り越えてきた方が多い可能性があります。

久しぶりだと忘れちゃうよね!やり方教えるよ

私もブランク明けは全然できなかったから、不安な気持ちわかる~
こんな会話が繰り広げられる、寛容な空気があります。
【 ブランクありの看護師でありがちな場面① 】

復職すぐの私の経験談です。
体位変換をしていたら、ゴホッゴボッ、と痰がらみが強くなった患者さん。「あ、吸引した方がよさそう。・・・だけど吸引のやり方、どうだっけ?ちょっと自信ない・・・」
そんなときは、先輩や同僚に声をかけて、吸引手技を1度見学させてもらったり、自分の手技を見てもらい確認させてもらいました。
【 ブランクありの看護師でありがちな場面② 】

私の場合、復職してから末梢静脈ルート確保をはじめてやったので、1から学びなおしました。
前の職場では、末梢静脈ルート確保は医師がやっていたので、やったことがない。だから覚えないといけないけど、できるようになるか不安・・・
初めてやる手技は、もちろん先輩が教えてくれるし、うまくできなければ先輩や同僚に相談もできます。
このように、復職支援研修を行っている病院では、できなければ相談しやすく教えてもらいやすい環境の可能性があります。
【まとめ】40代ブランク看護師が復職を考えたらナースセンターの講習を受けてみよう!
40代ブランク看護師は復職支援研修を受講したほうがいいの?
ナースセンターの復職支援研修や再就業支援研修を受講してみると、3つの要素「思い出す」「楽しい」「同じ仲間からの刺激」が合わさって、復職できそう!という勇気につながりますよ!


研修を受講するためには、まずeナースセンターに登録しよう!
ナースセンターの復職支援研修ってどんなことをやるの?
復職支援研修 | 再就業支援研修 |
病院体験コース 施設体験コース 学校に戻って体験コース *お住まいの地域によっては行っていないこともあります。 | 採血や点滴静脈内注射の基礎知識と演習 急変対応に必要な基礎知識とBLS、AED操作 感染管理 酸素療法の基礎知識 *お住まいの地域によっては行っていないこともあります。 |
5日コース 7日コース 1回~2回/年 いずれも朝から夕方まで 託児付きの施設あり | 1回~4回/1年 平日の半日、もしくは朝から夕方まで 託児なし |
40代から看護師に復職したい!
復職支援研修は、その施設の様子をよく知れるチャンスですので、実際に働いている方の声を聞いてみてください!
復職支援を行っている施設は、ブランク看護師にとって働きやすい環境の可能性が高いため、復職先におすすめです。
このサイトでは、看護師のセカンドステージをワクワクした働き方にするための情報をまとめています。ぜひほかの記事もご覧ください。
最後まで読んでいただたきありがとうございました。
コメント