看護師に復職するけど、どんなことを勉強しておけばいいかな?
子供が小さいから手軽に勉強できる方法ってないかな?
看護の勉強をして復職する勇気をもちたい!
ブランク看護師が復職を考えた時の1番大きな不安は、看護知識・技術を忘れてしまっていることです。
だから事前に勉強をしましょう!とよく言われますが、何から手をつけていいのか、子育て中のママナースはなかなか勉強時間がとれない、と悩む方は多いです。
私は7年のブランクを経て、看護協会の復職支援研修の受講と、自分で用意したテキストで勉強してから、病棟に復職しました。その時の経験から、復職前の勉強について思うことが2つあります。
復職前の勉強は最低限でよかった!講師に教えてもらうと感覚がもどりやすくて良い!
この記事では、復職前の必要な勉強のポイントとおすすめのテキスト、小さい子供を持つママナースの私が現在進行形で活用している、自宅で勉強できる手軽なWebセミナーについて書いています。
復職前の勉強に悩んでいるママナースの不安が軽くなると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
ブランク看護師の勉強は必要最低限でいい思う理由
とにかく入職してからついていけるように勉強しとかなくちゃ!という気持ちが強かった私ですが、結果として的外れな勉強をしていました。
ここでは、そんな私の経験をもとに、ブランク看護師が復職前に勉強することは必要最低限だけでいい、と考える個人的意見をお話しします。
入職してわかる必要な看護技術や知識がある
以前は循環器病棟で働いていた私が、ブランク明けに選んだ職場は消化器外科内科病院です。
消化器系は知識が乏しい分野なので、消化器系の看護テキストを買ってみました。
でも・・・消化器系といっても、めちゃくちゃ範囲広いですよね。
復職先の病院で行われる手術や入院患者さんの疾患で何が多いのか、という情報が全くない状態で消化器系のテキストを眺めても、漠然としすぎてむしろやる気がおきない、という残念な事態となりました。
そのため、これから復職のために勉強をしようと考えているあなたに伝えたいことがあります。

入職してから勉強したほうが効率がいいです!
なぜなら、私の場合、いざ消化器外科内科病棟に入職してみると、腹部内視鏡検査入院、肺炎、高齢者の骨折、心不全の入院がダントツに多い、というギャップがありました。
これは、クリニックや老人施設でもいえると思います。
入職してからわかる、実際に必要な看護技術や知識。
この内容を勉強していくほうが、時間が限られている小さい子供をもつママナースにとって効率的ではないでしょか。
新人看護師の頃とちがって同僚が教えてくれる
ブランク明けに入職した職場で、自信がない看護技術や知らない病態などに出くわして困ったら、複数の看護師がいる環境ならば、同僚が助けてくれます。
新人看護師のころは、「調べてきてないの?」とキツ目の口調で怒られることも多々でしたが、ブランク明けの看護師にそのようなことを言う人を見たことがありません。(※私の職場の場合)
そして、わからなかった看護技術や病態を復習して次はできるようになればいいだけです。
【必要最低限】ブランク看護師が復職前に勉強しておくといいもの
ここでは、7年のブランクから復職した私が実感している、復職前に勉強して損はないものを紹介します。
- バイタルサイン測定
- フィジカルアセスメント
- 看護技術の体験
バイタルサイン
は?バイタルサイン測定?そんなのできるけど?
と思うかもしれませんが。
測定はできても、測定結果の数値についてアセスメントすることって意外と忘れていませんか?
血圧の異常、呼吸回数の異常といった基本的なことを復習しておくと、臨床ですごく役に立ちます。
私はバイタルサインの基本を、もう一度復習し直し勉強記事としてまとめています。お役にたてるかもしれませんのでご覧ください。
フィジカルアセスメント
は?フィジカルアセスメント?そんなのできるけど?
と思うかもしれませんが。
意外と記憶から抜けていることや、体の異常をアセスメントすることって忘れていませんか?
実際に私は、ブランク明けのフィジカルアセスメントでは観察したことがどう異常なのかつなげることができなかったし、観察が抜けていることもたくさんありました。(←私が底辺ナースだから!?)

この「フィジカルアセスメントガイドブック」は、観察方法をわかりやすい言葉と図で教えてくれます。
フィジカルで得る情報と、目で見えない身体の中の情報をつなげてイメージしやすく解説してくれています。

復職前の勉強だけでなく、入職してからも役に立つテキストです。
実技の体験
採血や末梢静脈ルート確保といった看護技術をしばらくやっていないことは、ブランク看護師の不安の1つですよね。
技術系は、テキストを見て振り返るより、体験することでぐーんと感覚がよみがえります。
日本看護協会のeナースセンターのHPから、全国のナースセンターで行われている実技講習を確認できます。講習は無料で参加できるので、是非参加してみてください!
私はナースセンターの復職支援研修に参加し、病棟で研修を受けました。
その時、血糖測定やガウンテクニックの実技をさせてもらい、「そうそう、こんな感じだった~!」と記憶がよみがえりました。
感覚を思い出すことで復職の勇気を持てたり、復職が楽しみに感じましたよ。
小さい子供がいるママナースでも手軽に勉強できるWebセミナーを活用する
小さい子供を待つママナースは、自宅で隙間時間に復職前の勉強ができると助かりますよね。
コロナ渦でWebセミナーが増えたり、YouTubeでは看護の勉強チャンネルが増え、自宅で勉強できる選択肢が多くなりました。
ここでは、数多くあるオンライン勉強方法の中で、9歳5歳の2児ママナースの私が現在進行形で活用している、北九州ファーストエイドのWebセミナーについて紹介します。
- 臨床で役立つ内容
- 講義時間が様々で、尚且つ短い
- お手頃価格
- 現役の看護師や医師の講義
北九州ファーストエイドって何?
北九州で心肺蘇生法の普及を目指している看護師の会です。
HPよりも、Facebookの方が最新情報が見られます。
対面での講習は北九州内ですが、コロナ渦にともないzoomで全国から講習に参加できるようになりました。
北九州ファーストエイドのWebセミナーはどんなことをやるの?
講義の内容
- 患者観察(初級~応用編まであり)
- 血液ガス(初級~応用編まであり)
- 12誘導心電図
- 人工呼吸器
- 聴診
といった、臨床に役立つ内容を、現役の医師や看護師が教えてくださいます。
復職前は、患者観察と聴診の講義はどの職場でも必要な看護スキルなので、受講をおすすめします。
講義時間
- 午前中(11時前後~12時前後)
- 夕方(18時前後)
- 夜(21時前後~22時前後)
講義によって、さまざまな時間帯があります。講義時間は、1時間半~2時間くらいです。
- 子供の保育時間中
- 子供を寝かしつけたあと
- 少しの時間どなたかに預ける
1と2は、実際に私が受講時間を確保している例です。
約2時間の短さなので、ご家族に協力してもらったり、地域の一時預かりを利用したりするのもハードルが低いかなあと思います。
このように受講時間の確保がしやすいことが、家事育児に忙しいママナースの方におすすめです。
費用
1回の受講料は1000円です。お使いの金融機関によっては、プラス振込手数料がかかります。
とってもお得です!(←唐突)
お得だと思う具体的な理由は、次項の「体験談」で書いていますが、明日からの臨床で役立つ内容で、資料をもらえて、ディスカッション時間もあり能動的な受講ができて、このお値段だからです。
たくさん受講したい!と言う方には、お得なサブスクリプションがあります。
現役の医師や看護師が教えてくれる
実際の臨床例をもとに講義してくださるので、イメージがしやすいです。
テキストのように万人を想定した内容よりも、臨床ではこんなこともあるよ~、という内容が多いので、現実味があって楽しいですよ。
北九州ファーストエイドのWebセミナーを受講した体験談
北九州ファーストエイドのWebセミナーを知ったキッカケは、友人が教えてくれて、「面白そう~!」と軽い気持ちで受講したことでした。
わからないことは質問ができる
録画ではなく、ライブで行っている講義なので、その場で質問ができます。
明日からの仕事に役立つ
Q&A形式で答える講義が多いです。患者観察や聴診は、実際の臨床例を使った内容が多く、明日からの仕事に役立ちます。
資料がもらえる
例えば、患者観察の講座では、観察内容をまとめた資料をメールで送ってくださり、自分でプリントアウトします。
その資料を見ながら講義を受け、書き込みをしたり、その資料を明日からの仕事に役立てることも可能でした。
有名な医師の講義が時々ある
受講料は同額で、時々有名な医師が講義をしてくださることがあります。
私は、血ガスの著書も出版されている田中竜馬先生という方の講義を受けることができましたよ。
講師との距離が近い
時間帯によっては(特に午前中)、受講人数が少なく、講師を独り占めできることがあります。
規模が大きくないセミナーならではの良さがあります。

たまたま受講者が私1人だった時があり、講師と雑談を交えながら講義を受けたことがありましたよ!
【まとめ】ブランクママナースの復職前勉強は最低限でいい!手軽なWebセミナーがおすすめ
看護師に復職するけど、どんなことを勉強しておけばいいかな?
入職してからわかる実際に必要な看護技術や知識を勉強したほうが効率がいいです。
そのため、個人的には必要最低限の勉強でいいと思いますよ。
- バイタルサイン測定
- フィジカルアセスメント
- 看護技術の体験
この3つを復職前にやっておくと、臨床でとても役に立ちます。
バイタルサインの基本の勉強記事はこちら ≫≫ 勉強して自信をつける
看護技術の体験は、地域のナースセンターの復職支援研修・講習の受講がおすすめです。
eナースセンター でお住まいの地域の講習を確認してください。
子供が小さいから手軽に勉強できる方法ってないかな?
自宅で勉強できるWebセミナーを活用することをおすすめしますよ。
9歳5歳の2児ママナースの私が現在進行形で受講している「北九州ファーストエイド」のWebセミナーは、復職前のママナースにとって助かる内容なので紹介します。
- 臨床で役立つ内容
- 講義時間が様々で、尚且つ短い
- お手頃価格
- 現役の看護師や医師の講義
最新情報はコチラから → 北九州ファーストエイドFacebook
復職の不安が少しでも軽くなったら嬉しいです。
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最後まで読んでいただきありがとうございます。
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