ブランクがある潜在看護師の「復職」は、ゴールではありません。
復職は、あなたの未来のわくわくする働き方のための下準備です。
どういうこと?
ワクワクする働き方といって、あなたがイメージするものはどんなことですか?
給与が高くて生活にゆとりができるかも!とわくわくしたり、
やってみたかった看護分野で働ける!とわくわくしたり、
理想の看護ができそう!とわくわくしたり・・・
ひとそれぞれいろいろなかたちがあります。
でも、40代になったブランクがある潜在看護師特有の「不安」「自信がない」状態では、最初からわくわくする働き方に踏み出すことは難しいと思うんです。
なんで?
給与が高い → それなりの看護技術や看護知識が必要だったり、体力面や知識面でハードかも?
やってみたい看護分野 → つまり未経験。ブランクの間にベースとなる看護技術や看護知識を忘れているから、とにかくほぼゼロ状態で未経験分野に進出って結構ハードル高いかも?
理想の看護 → 看護の基礎がある上で理想の看護が提供できるのかも?
このように、ブランクがある潜在看護師が復職の最初に飛び込む環境としては、ちょっと及び腰になりそうな感じです。
そのため、あなたの未来の働き方をわくわくさせるために、私がおすすめする復職先は2つ!
- 看護の勘・知識を取り戻せる場所
- 心身共に負担の少ない働き方ができる場所
これのどこが、わくわくする働き方なの??全然ワクワク感ないんだけど?
看護師の仕事の自信を少しでも取り戻せたら、きっとその先のわくわくする働き方へステップアップできるからです。
看護知識や勘を取り戻すためには、継続した臨床経験は必須です。
せっかく勇気を出して復職しても、環境が合わなかったり体調を崩して辞めてしまっては、わくわくする働き方への道のりが遠のいてしまうからです。
この復職ロードマップ記事では、わくわくする看護師のセカンドステージへ向けて、あなたの心身に負担のない働き方を選択し、看護知識を得てほしいと思い、まとめています。
40代ブランクありの潜在看護師が復職したい理由
あなたが看護師を退職した理由なんですか?
私は、ちょっと疲れて体調も崩していたため、結婚を機に「体をやすめよう」と思って退職しましたよ。
結婚や出産を機に。
他の仕事をしてみたくて。
看護師の仕事から離れたくて。
など、いろいろな理由があると思います。
そして、看護師という肩書きから解放された生活を満喫していてたあなたが、ある日ふと、復職しようかな、と思ったきっかけは何ですか?
日々の生活費のため、老後資金や教育費のため、育児が落ち着いてきた、自分時間を充実させたい、周りのママ友も働いているから、暇になったから、など、それぞれの環境から思いは様々です。
Xでアンケートをとったところ、収入のためや育児が落ち着いたから、という理由は多かったです。
初めてアンケート調査してみます🤗
— ハタワミ@ブランクNSのつぶやき (@hatawami) March 21, 2024
数年のブランクを経て看護師に復職しようと思ったきっかけ、あなたは何ですか?
理由は複数あるかもですが、1番大きな理由を教えてください✨
私は、ブランク期間の焦りと収入が同じ大きさ野理由…←1つに選べてない😇
選べない方は是非コメントに…🙏
40代ブランクありの潜在看護師が復職できない理由
ふと、復職しようかなぁと考えたとき、頭によぎる思いは「不安」の1文字ではないでしょうか。
不安に感じる原因は、家庭の問題や、自分自身の問題が求人条件と合わないことが多いです。
家庭の問題としては、家事育児の両立が不安だったり、子供の預け先がない、などがあげられます。
自分自身の問題としては、ブランク期間中に看護技術や知識を忘れてしまったこと、過去に働いていたときの辛い思い出、40代になって感じる体力低下、などがあります。
このような40代ブランクありの潜在看護師の不安が解決できる、理想の求人条件を考えてみました。
- 院内託児所がある
- 勤務時間の融通がきく
- 小さい子供をもつママナースが多い
- 復職者へのサポートがある
でもこんな求人情報、あんまりないよね・・・
あなた自身の環境からくる不安と、不安を軽減してくれるような求人が少ない、という現実から、
復職は難しいかも、と諦めてしまう方は多いです。
次の章から、あなた自身の不安を軽減する方法や、潜在看護師にとって理想的な求人を探す方法を紹介しますね!
40代ブランクありの潜在看護師が復職かあ~と頭によぎったときのステップ
看護師の肩書から解放された生活を満喫していたはずなのに、ふと「看護師に戻ろうかなぁ」と思うことがある不思議。
あなたもありませんか?
明確な「復職する!」という意識ではなく、いつか復職しようかなあ、くらいのゆる~い気持ち。
そんな状態のあなたには、「ゆる~い情報収集」をおすすめします。
- 看護師の復職に関する情報を発信しているSNSをフォローしてみる
- 復職にそなえた勉強方法を探してみる
- 求人情報を集める術を知っておく
看護師の復職に関する情報を発信しているSNSをフォローしてみる
潜在看護師の方へ向けた情報を発信しているSNSはたくさんあり、復職にまつわるあれこれを、気軽に眺めることができます。
潜在看護師で復職が頭によぎっているあなたと、同じような気持ちの方がみつかるかもしれません。
私は、X(旧Twitter)@hatawamiや、Instagramハタワミ(@hata.wami) • Instagram写真と動画で、長いブランクからの復職の不安を共有しながら、ちょっと前向きになれる情報を発信中です。ぜひのぞいてみてください!
看護師の復職にそなえた勉強方法を探してみる
復職する前って、どんな方法で勉強した?
潜在看護師のママ友から、実際に聞かれた言葉です。
ただ、看護師の職場は様々で、施設によって必要な看護技術も様々。
そのため、勉強方法といっても漠然としがちではないでしょうか?
そのため「いつか復職しよう」という今の状態では、実際に勉強にとりかかる方はほとんどいないと思います。
私は追い込まれてやっと動き出すタイプでしたよ!
まだ復職は先だけどなんとなく看護知識を思い出しておこうかなぁ、という方におすすめする勉強は
VS測定とフィジカルアセスメントです!
VS測定もフィジカルアセスメントも、どの看護分野でも必ず必要な技術なので、少しづつ思い出しておいて損はありません。
VS測定なんて覚えているし、今更勉強とか必要ないわ~
そんなことを思ったあなた。
VS測定はできても、測定したものからのアセスメントって意外と忘れていませんか?
フィジカルアセスメントも、記憶から抜け落ちていませんか?
そんなあなたに、気軽に見ることができる動画とテキストを紹介します。
- 出直し看護塾の「フィジカルアセスメント」にまつわる動画
- フィジカルアセスメントガイドブック
出直し看護塾の「フィジカルアセスメント」にまつわる動画
青柳智弘さんが運営するYouTube「出直し看護塾」では、様々な看護の勉強動画が公開されています。
臨床で役に立つ実践的なものが多い中で、フィジカルアセスメントにまつわる動画は、潜在看護師の方でも、「あ~そういえば」と思うものがたくさんあります。
フィジカルアセスメントガイドブック
この「フィジカルアセスメントガイドブック」は、観察方法をわかりやすい言葉と図で教えてくれます。
フィジカルで得る情報と、目に見えない身体の中の情報をつなげてイメージしやすく解説してくれているので、理解しやすく読みやすい1冊です。
臨床経験のある方は、読みながら、自分の体に手を当てたり、聴診器を胸やお腹に当てたりして、「そうそう、こうやるんだった」と思い出す作業ができます。
同時に、昔の臨床経験のときに感じていた小さな「なぜ?」に対して、「そうだったんだ~」という新たな知識を得ることができます。
動画視聴もフィジカルアセスメントも、手元にある聴診器があれば自分や子供の体で試してみたり、おやつを食べながら動画を見たりできますので、気軽にやってみるのはいかがでしょうか!
求人情報を集める術を知っておく
求人情報は転職サイトや求人サイトで見ればいいでしょ~!
と思っているあなた。
たくさんあるWeb上の求人情報をやみくもに見ても時間がかかってしまいます。
あなたの身の回りに、いい情報を持っている方が隠れています。
ブランクのある潜在看護師がWeb上の求人情報を効率的に眺める方法
Web上の求人情報を効率的に眺めるには、次の3つのサイトをおすすめします。
- eナースセンター
- レバウェル看護
- ジョブメドレー
eナースセンターは、看護協会が運営する求人サイトで、ブランク可の求人が多いです。
レバウェル看護は、潜在看護師に心強いサポートがある転職エージェントです。
ジョブメドレーは、「潜在看護師の復職支援」を重要視する運営会社の方針のもと、ブランク可や教育サポートが多い求人情報を多く掲載している求人サイトです。
いずれも、登録しなくても求人情報を見ることができます。
求人情報を漠然とみるだけでも、ふ~んこんな職場があるんだぁ、と知ることができて、自分ができる働き方、自分がやりたい働き方のイメージがみえてきます。
詳しくは、それぞれ記事にしていますので参考にしてください。
あなたの身の回りの方から有益情報を得る方法
まずは看護師であることを公表してください。
看護師は、同業者意識が強い方が多いので、「私も看護師なんだ」と声をかけてくれることが多いです。
そこから、求人にまつわる有益情報が手に入る可能性が高いです。
子供の習い事の待ち時間に、ちょっとスマホで検索してみようかな
私は幼稚園の懇談会の時に、思い切って「看護師です」と言ってみました!そのおかげで、ママ友の中にたくさん看護師がいることを知るきっかけになりましたよ!
40代ブランクありの潜在看護師が復職しよう!と決めたときのステップ
次に、ほんとに復職しよう!と思ってからのステップを紹介します。
復職しようと決めたら、半年~1年後くらいの復職を目安に準備を進めていくと、身体的にも精神的にも優しいです◎
なぜなら、脳科学的に、大きな変化はストレスですが、少しの変化は徐々に体が慣れていく、と言われているからす。
【ステップ1】求人サイトや転職サイトに登録して求人情報を集めよう
いつか復職しよう~と思っていたころは、求人サイトも転職サイトも登録せず、気軽に「眺める」状態でした。
しかし、復職しよう!と決めたら、「登録」して求人情報収集をさらに効率的にしていきましょう。
求人サイトも転職サイトも、登録することで、自分の希望する求人情報をメールで定期的に通知してくれます。
転職エージェントにおいては、キャリアアドバイザーが自分に合う職場を紹介してくれます。
下記の記事では、たくさんある転職サイトの中からブランク看護師に心強いサポートがある4つを選んで比較しています。
あなたにとって必要なサポートがある転職サイトがわかりますよ。
看護協会が運営するeナースセンターは、潜在看護師が復職するときには登録したほうがいい!と断言できます。
eナースセンターに登録することで、あなたに合う求人をメールで通知してくれるだけでなく、次の章で説明する「復職支援研修」を受講できるからです。
【ステップ2】ナースセンターの復職支援研修の日程を確認しよう
eナースセンターに登録すると、各地域のナースセンターが主催する「復職支援研修」を受講できます。
復職前に、基本的な看護知識を振り返ったり、看護技術を体験することで感覚がよみがえり、復職の不安が軽減します。無料で受講できます。
しかし、看護協会の復職支援講習は頻回には行われていないません。
そのため、あなたの地域のナースセンターで、早めに開催日程を確認したほうがいいでしょう。
【ステップ3】家族に相談しよう
事前勉強の時間確保をしたり、夫や子供の心構えを少しづつ意識してもらっておくと、家族の協力を得やすいからです。
お子様がいらっしゃる方は、育児と両立するために、復職後のスケジュールのイメージを何度もすることをおすすめします。
旦那さんと家事の分担をどうするか、復職するこことで家計がどうなるか、などを話し合っておくと、お互い心構えができていきますね。
お子さんがある程度大きい方は、ママが働き始めることで日常生活がどう変化するのかを具体的に話しておくと、お子さんの気持ちを聞けたり、お子さんの心構えができやすいです。
【ステップ4】雇用形態を考えよう
常勤か?非常勤か?
扶養内か?扶養外か?
社会保険に入るか?
あなたの環境に合った雇用形態を考えていきましょう。
40代でブランクがある潜在看護師が復職するとき、私は心身共に負担の少ない働き方ができる場所をおすすめしたいです。
楽に働ける場所、という意味ではなくて、看護知識も学びながら心身ともに負担が少なく働ける場所、という意味です。
その雇用形態はパート(非常勤)だと思っています。
看護知識や勘を取り戻すためには、継続した臨床経験は必須です。
せっかく勇気を出して復職しても、環境が合わなかったり体調を崩して辞めてしまっては、わくわくする働き方への道のりが遠のいてしまいます。
ただ、パート(非常勤)看護師を考えたとき、扶養内・扶養外、社会保険の加入をどうするか悩む方が多いです。
実際にパート看護師として働いている私の実体験をもとにした記事を紹介します。
【ステップ5】やってみたい看護を考えてみよう~40代ブランクありの潜在看護師におすすめの職場~
復職を考えたとき、あなたがやってみたい看護分野はありますか?
私は、復職を考えたとき、訪問看護をやってみたいなあ~と思いましたよ。
でも、初めての看護分野。忘れた看護知識。子供が小さくて急な欠勤の可能性あるから訪問できなくてスタッフに迷惑かけそう。
こんな不安や自分の環境を振り返り、無理無理無理無理ってなりました。
似たような思いの方って多いのではないでしょうか。
もし、あなたに「やってみたい看護」があって、でも私のように「無理無理」と躊躇するならば、今働ける職場でできる限りの知識を得て看護の勘を取り戻すことは、やってみたい看護に向けてた前向きな妥協ともいえると思います。
巷でよくみられる「ブランクある看護師におすすめの職場4選!」などで紹介される場所ではなくても
- 看護の勘・知識を取り戻せる場所
- 心身共に負担の少ない働き方ができる場所
この2つを備えた場所が、40代ブランクありの潜在看護師の職場におすすめです。
私は、忘れた看護の知識と勘を取り戻す目的と、育児と両立できる職場環境ということで現職場の「病棟」を選択しました。
【まとめ】復職はゴールではない!その先のわくわくな働き方が見えてくる
ブランク看護師が復職を考えた時、不安がある方は多いです。
でも、その不安を乗り越えて復職し、看護師の仕事の自信を少しでも取り戻せたら、きっとその先のわくわくする働き方へステップアップできると考えています。
大きな変化は脳がストレスと感じますが、少しづつ求人情報収集を始め、少しづつ看護知識や看護技術の再取得を始めていくと、心身ともに負担の少ない復職活動へとつながっていきます。
X(旧Twitter)@hatawamiや、Instagramハタワミ(@hata.wami) • Instagram写真と動画では、長いブランクからの復職の不安を共有しながら、ちょっと前向きになれる情報を発信中です。
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このサイトでは、「看護師のセカンドステージをワクワクさせる」をコンセプトに、復職に悩む潜在看護師のための体験談&ライフスタイル情報をまとめています。
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